睡眠時無呼吸症候群外来
睡眠時無呼吸(低呼吸)症候群は、「Sleep Apnea(Hypopnea) Syndrome」と書き、頭文字を取ってSAS(サス)といいます。
SASとは・・・
主な症状
・昼間の眠気が強い
・寝相が悪い
・夜間のトイレ回数が3回以上
・集中力の低下
・睡眠中に息苦しいことがある
・のどの奥の違和感
・熟睡感がない
・起床時頭痛
・インポテンツ
・いびきがうるさい
・息が止まっている
・苦しそうな息づかいをする
簡易検査(スクリーニング検査)について
呼吸状態と動脈血酸素飽和度を同時に測定する事で、無呼吸や低呼吸、重症度の判定が可能です。鼻と指に2つのセンサーを装着後、電源ボタンを押すだけです。
ご自宅での睡眠呼吸障害の簡易検査は、業務委託しております。
3割負担 | 2割負担 | 1割負担 | |
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初診の場合 | 約3,600円 | 約2,400円 | 約1,200円 |
再診の場合 | 約3,000円 | 約2,000円 | 約1,000円 |
入院検査(PSG検査)について
入院検査(PSG検査)は、睡眠状態をトータルに評価する検査です。
脳波や筋電図、眼球の動きなどを測定することで、睡眠の深さ(睡眠段階)、睡眠の分断化や覚醒反応の有無、睡眠構築、睡眠効率などを呼吸状態の詳細とあわせて定量的に算出します。
検査日 |
月曜日~木曜日(休日・休前日を除く) ※予約制 |
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入院時間 |
午後4時 (午後3時半までにお越しいただきます) |
退院時間 |
午前5時~ 随時 (都合の良い時間帯でお帰りいただけます) |
費用 |
3割負担で 約30,000円 2割負担で 約20,000円 1割負担で 約10,000円 (入院費・検査費・個室料・食事代〔一食〕を含む) |
治療について
大きくわけて3つの治療方法があります。
① CPAP(シ-パップ:経鼻的持続陽圧呼吸療法)
鼻マスクを通して、空気を持続して送り、気道を広げることで、無呼吸やいびきを消失させます。
最も安全かつ確実な方法で、多くの方がこの方法を行っています。
入院検査(PSG検査)で中等度以上の無呼吸症と診断され、月1回の受診をすると健康保険の適応となります。
費用:約4,600円(3割負担、器械レンタル料金を含む)
② 歯科装具(マウスピース)
中等度以下の無呼吸症の場合に用いることもあります。
強制的に下顎を前に出させて、気道を広げる方法です。
③ 耳鼻科的手術
扁桃腺の大きい方や、軟口蓋が大きい方が適応になります。
診療の流れ
1.外来受診
睡眠時無呼吸症候群外来(内科外来):平日月曜日から金曜日午前(予約制)
※お問い合わせは、平日15:00から16:30までの間にお願いします。
2.スクリーニング検査を実施
写真のようにセンサを装着後、電源ボタンを押すだけで測定ができる簡単な検査です。
器械を貸し出しますので、ご自宅で検査をしていただけます。
3.入院検査(PSG検査)
当院にて実施します。
入院当日は、会計窓口にて入院料の支払いを済ませてから、午後4時までに内科外来へお越しください。
4.治療開始(CPAP)
検査結果、治療方針に同意していただくと開始となります。
教育入院として2泊3日ほど入院していただき、器械の使用方法や呼吸法などを学ぶとともに治療を行ってまいります。
5.CPAPの継続 毎月の受診
患者様とのコミュニケーションの場として大切な時間と考えています。
心配なこと、先生には聞けないことなど何でも聞いてください。
【CPAPの治療費について】
入院検査(PSG検査)で、中等度以上の睡眠時無呼吸症候群と診断された患者さんであれば、CPAP治療は健康保険適応になりますが、そのためには原則として月1回の定期的な外来通院が必要となります。
自己負担割合が3割の場合:約4,600円(器械レンタル料金を含む)
お問い合わせ
共立蒲原総合病院 内科外来 |
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電話:0545-81-5577(代表) 住所:〒421-3306 静岡県富士市中之郷2500の1 |
関連リンク集(外部リンクサイト)
⇒いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)
⇒睡眠時無呼吸症候群研究室
⇒睡眠時無呼吸症候群のセルフケア
⇒睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病
~いい眠りしてますか?~
⇒睡眠時無呼吸症候群(SAS)とメタボリックシンドローム